子宮頚がんの原因は?
他で書いたコメントについて質問をもらったので、子宮頚がんのことを。(最近追えてない情報もあるので修正情報あればください(*'ε°)
子宮頚がんの原因と言われてるヒトパピローマウイルスは男の人が持ってる。
約60%の男の人がヒトパピローマウイルスに感染してると言われてて、
そのうち10%の人の精液にヒトパピローマウイルスが含まれてたという結果も。
そしてヒトパピローマウイルスは男性器の皮膚表面にもいるので、そこからも女の人にもうつるので、コンドームでも感染を防止できるわけではない。
発症するかどうかはまた別なんだけど、性行為によって子宮頚がんの原因になるウイルスが男の人から女の人にうつるってことを知らない人は多い。
男の人はヒトパピローマウイルスによる病気にはならないとも言われてるけど、男の人でもヒトパピローマウイルスで癌になったって報告もあるみたい。
子宮頚がんはワクチンで予防できると言われているけど、ワクチンを接種する対象は性行為する前が望ましいので、ワクチンを接種しているのは若い女の子たち。
なので、子宮頚がんワクチンの副作用かもしれない症状が出ているのは10代の子たちで、親は慎重になってしまうのは当たり前。
そして、性行為によってうつるリスクがあるからか、「ヤリマンウイルス」というような呼び方をされていたりもするそう。
こう言った誤解が、ワクチン接種に対する間違った理解に繋がっている場合も。
ワクチンも大事だし、定期検診も大事だけど、
やっぱり、もっとちゃんとした性教育がないとダメだよなぁと思う。
私が学生の頃の男女別々の保健体育なんて意味なかったなぁ。
妊娠するって難しい。
20代の女性と話していて、生理があるうちは妊娠すると思っていると言ってた。
そーだよなぁ、私もそう思ってたなぁ。
私の周りの20代の女性、男性に聞いてみたけど、ほとんどの人がそう思ってた。
もちろん、生理があれば妊娠する可能性はあるし閉経すれば妊娠は不可能だけど、実は閉経する10年前からほとんど妊娠はできないって言われてる。
調べたら日本人の閉経の平均年齢は51歳くらいらしいので41歳頃から妊娠は難しくなるってこと。
実は女性の場合ママのお腹の中にいる間に一生分の卵子が卵巣に準備されるらしい。そして生まれてからは増えない。後は減るだけ。質も落ちていく。
ホルモンバランスや体力、卵子の質、全体的にみて、
妊娠適齢期は20代。
30代になるとどんどん妊娠する可能性が減っていっちゃう。
今は、不妊治療技術で受精をサポートしてもらうという選択肢もあるけど、あくまで、
受精をサポートしてくれるだけのもの
であって、
着床、妊娠をサポートしてくれるものじゃない。
そして35歳頃から、流産の可能性も上がってくる。
実際、私も流産の経験がある。
20代の頃は当たり前に妊娠するとしか思っていなかったから、妊娠の計画を当たり前に立てることができると思っていたけど、流産が続くと、妊娠てこんなに難しいものなんだなぁと実感したし、今までのこと、とても反省した。
私は31歳の時、子宮系の病気がわかって闘病真っ只中。今後の妊娠の可能性についてとても低いと言われてたし、自分自身も赤ちゃんは生まなくていいなぁと思っていたから、仕事や生活習慣について見直そうとか何も考えてなかった。でも、好きな人ができて結婚したら、やっぱり赤ちゃん欲しいなぁと思うようになった。
そして、きっと普通に妊娠できる、と根拠のない自信があった。
でも妊娠しても赤ちゃんが育たなくて流産。調べても原因はわからない。
わからないということは本当に辛い。迷信みたいなことや教えてもらったこと、調べたことを試してみるしかない。
結局何が効いたのか効かないのかわからないまま妊娠して臨月。
そして出産も命がけなのだ。いまは病院で産む人が多くて緊急事態にも即対応できるから出産に関わる母子の命の危機を救える確率については断然上がっているけど、出産に関わる母子の命の危機そのものについてはいまも昔も変わらないと思う。
こんなふうに実は女性の身体について、女性自身が理解していないことは多い。
40歳過ぎたってもちろん、問題なく妊娠して出産できる人もいるけど、リスクは高い。
もしかしたら、20代でバリバリ仕事をしてたら、男性も女性もまだ子どものことなんて考えられないかもしれないし、妊娠適齢期を考えた人生計画はとても難しいかもしれない。
でも、男性も女性も妊娠適齢期について理解した上で仕事や普段の生活について考えて欲しい。
晩婚と言われてる今時分、妊娠についてのリスクを理解しているかいないかでは心持ちが違ってくる。
働いていればもちろん会社の理解はとても大事だと思うので、経営者の方にもわかってもらいたいこと。
いまは、男性と女性の付き合い方や生き方も様々で結婚するのも当たり前じゃないし、子どもを作らない選択肢もあるし、本当に様々。
不妊治療技術もすごく高度になってきて年齢って障壁はなくなりつつあるのかもしれない。でも、先に書いた通り、それは受精のサポートであって着床から出産に至るまでは女性自身の身体の状態にかかっている。
だから本当に本当に女性の身体を理解して大事にして欲しい。
いまは考えられなくても、もしかしたらいつか赤ちゃんが生みたい!と思う日が来るかもしれないので。
これは女性だけが考えることじゃなくて
むしろ、男性にこそ考えて欲しいことです。
女性の身体を理解することは社会全体の色々な問題を解決するヒントにもなると思うなぁ。